診察のご案内

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Iinternal Medicine

内科

地域のかかりつけ医として、生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病など)の予防や治療、また風邪症状、食欲不振、アレルギー症状など、種々の体調不良や健康管理について、何でもご相談ください。

一般内科

生活習慣病はその名の通り、生活習慣が原因で発症する疾患のことです。主な病名としては高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、痛風(高尿酸血症)などです。これらは、偏った食事、運動不足、過度の飲酒や喫煙などの生活習慣が、気づかないうちに体の臓器(血管・脳・心臓)にダメージを与えてしまう病気です。
この、『気づかないうちに』というのが大きな問題で、気づいた時には心筋梗塞、脳卒中など取り返しのつかない病気が発生したあと・・・という事も少なくありません。

日常生活の中での適度な運動、バランスの取れた食生活、禁煙などによって予防することが最も重要ですが、健康診断での早期発見や、万が一診断されてもその後の定期的な通院によって、重篤な合併症を予防することができます。

当院では、これら生活習慣病の予防から診断・治療まで、皆さまと一緒に取り組んでいきたいと思っております。

また一般内科として、その他の体調不良についても地域のみなさまに寄り添った医療を目指しております。何でもご相談ください。

Collagen disease

膠原病内科

膠原病とは、本来自分自身を外的(細菌やウイルスなど)から守るために備わっている免疫システムが、何を間違ったか自分自身の臓器(細胞)を攻撃してしまうという、一言でいうとシステム異常をきたすという病気です。(下記イメージ図)

代表的な膠原病

膠原病とは一つの病名ではなく、約20-30種類の免疫異常の病気の総称です。代表的な膠原病が以下のものになります。

  • 関節リウマチ
  • 血管炎
  • 全身性エリテマトーデス
  • ベーチェット病
  • 強皮症(先進性硬化症)
  • 乾癬性関節炎
  • 多発性筋炎および皮膚筋炎
  • 血清反応陰性脊椎関節炎(乾癬性関節炎、強直性脊椎炎など)
  • 混合性結合組織病
  • リウマチ性多発筋痛症
  • シェーグレン症候群
  • 抗リン脂質抗体症候群
  • IgG4関連疾患 etc...

症状

関節痛、皮疹(顔、四肢、体幹どこにでも)、原因不明の発熱、日光過敏、手指腫脹、繰り返す口内炎、レイノー症状、ドライアイ、ドライマウス、筋肉痛、脱毛など、症状は人によってさまざまです。

診断

診断は、症状の経過、身体診察、血液検査、画像検査、関節エコー検査などの組み合わせによって、専門医が総合的に行います。

検査結果によって、さらなる精密検査が必要な場合は、大阪医科大学附属病院をはじめとした、当クリニックの連携病院への紹介を適切に行います。

【連携病院】

  • リウマチ膠原病連携病院
  • 大阪医科大学附属病院 リウマチ膠原病内科
  • 淀川キリスト教病院 リウマチ膠原病内科
  • 恒昭会 藍野病院 リウマチ膠原病センター
  • サンタマリア病院 リウマチ膠原病内科

治療

治療はステロイド薬を中心に免疫抑制薬や、場合によっては皮下注射薬などを組み合わせます。副作用もあるお薬も多いことから、専門医の判断での薬剤選択が必要です。

蝶形紅班(全身性エリテマトーデス)
Rheumatology

リウマチ科

“リウマチ”という言葉は一般的に『関節リウマチ』のことを指します。『関節リウマチ』は膠原病の中でも最も多い病気で、この関節リウマチを専門的に治療する診療科を『リウマチ科』と呼んでいます。当院は、私の大学病院でのリウマチ治療の経験を活かし、リウマチ科の専門クリニックとして適切な診断と治療をしっかりと行います。

関節リウマチの症状(朝に強く現れる)

  • 関節のこわばりや痛み
  • 全身のだるさ、倦怠感
  • 微熱
  • 関節部のしこり(リウマチ結節と言います。)etc...

関節痛が出る部位

関節の痛みや腫れは、左右対称に現れるという特徴があり、数週から数か月かけて全身へ拡大していきます。放置すると関節破壊が進行してしまうため、早期診断・早期治療が大切です。

実は重要!!関節以外の合併症!!

関節リウマチは免疫の病気なので、関節以外の全身の臓器に以下のような合併症が起こることがあるため、定期的チェックを行うなど全身に注意が必要です。

【考えられる合併症】

  • 間質性肺炎
  • 血管炎(皮膚の潰瘍、紫斑、胸膜炎、心膜炎、目の充血(強膜炎))
  • シェーグレン症候群(ドライアイ・ドライマウスを来す膠原病)
  • 甲状腺機能異常
  • 腎機能障害
何か心配な症状があれば、当院に気軽にご相談下さい。

関節リウマチ治療

関節リウマチの治療は、暴走している自分の免疫を抑えるための治療、つまり「免疫抑制療法」となります。

世界で一番使用されているのが、メトトレキサートといわれる内服薬です。このメトトレキサートで効果が不十分であったり、何らかの理由で使用できない場合は、他の抗リウマチ薬の使用や、生物学的製剤(点滴、皮下注射)、分子標的薬(内服)を使用した治療を行います。また、症状の強さや他の合併症によってステロイド薬(副腎皮質ホルモン)を使用することもあります。

当クリニックでは、効果や副作用、投薬開始後の注意点などを、医師のみならず、専門のリウマチケア看護師よりしっかりと説明のうえ使用します。また、定期的に血液検査や画像検査、エコー検査などで効果や副作用を判定しながら、ひとりひとりの患者さんに応じた適切な治療を行っていきます。

学会認定のリウマチケア看護師により、
関節エコーも行っています。